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2008年3月 4日 (火)

終わった恋愛(後編)

合コンで知り合った人と付き合ったこと、
自分の気持ちが盛り上がる前に付き合うこと、
私にとっては実は両方とも初めてのことでした。

「彼のいいところをたくさん見つけて好きになっていこう」

前向きな気持ちでデートを重ねました。

彼が私に向けてくれる愛情は大きかった。
誰かに必要とされることで自分に自信を持つことができました。
焦っていた自分の心にゆとりができて、仕事にも打ち込めました。


でも、一方で彼の今まで見せなかった部分が見えてきてしまいました・・・。
「100点満点の人はいない」
そう繰り返し唱えながら、嫌な部分は目をそらしていた。

でもその中でも最も気になったのが・・・
実は怒りっぽくて自我が強いところ。

彼の意思にそぐわない行動をしたり、意見を述べると、声を荒げて強い口調で物を言う。
初めは反論もしましたが、それ以上のコトバが返ってくるので次第に何も言えなくなってしまう。
ただただ黙っている私に気づくと、急にいつもの優しい彼に戻って

「ちょっと言い過ぎた、ごめんね。
でも、お互い気になったことは何でも言い合えるような関係でいたいから。」


と笑顔で謝る。

怒りに声を震わせる彼と、優しい甘い声の彼・・・。
どっちが本当の彼なんだろう?
きっと・・・

どっちも本当の彼なのだろう。


でも、あまりの豹変振りに、次第に私の心はついていけなくなっていた。
初めから好きになっていればよかったのでしょうが、
私の気持ちは冷めていく一方でした。


付き合い始めて1ヶ月がたったある日。
いつものように怒り、私が黙り、優しく変わった彼についに打ち明けました。

「私たちはお互いの価値観が違いすぎたみたいだね。
短い期間なのにこうやって揉めることが多すぎて、もう疲れちゃった・・・。
きっと私じゃないんだよ、もっと価値観の合う人を見つけて・・・。」


慌てて謝る彼。
どれだけ私を好きか必死で訴える彼。
色々文句を言っていたけど、私のことをこれからは全て受け入れると話す彼。


でも・・・


彼に無理をさせてまで一緒にいるのは重いと感じてしまったし、
何より、もう何を言ってくれても自分の気持ちは変化を見せなかった。


「もう一度チャンスを欲しい」


何度もそう言いましたが、私には自分の気持ちが戻る見込みがないとわかっていた。
だから、彼に無駄な時間と努力を費やさせるような残酷な嘘はつけなかった。


そして・・・
もう一度一人に戻って自分の気持ちを大切にしていこうと決めた。


別れてすぐに次の恋愛を探している自分の中にも彼への罪悪感はもちろんあります。
でも、自分勝手かもしれませんが私に与えられた時間にも限りがある。

「一度しかない人生」

非情かもしれないけれど、彼が幸せになってくれることを願いながら、私は前に進み続けることにした。

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